星形成論(A01)

星団形成論の確立と銀河系進化の理論的解明

研究内容

  • 近年得られた太陽系近傍の分子雲と原始星の形成過程の詳細な理解に基づき,平均圧力・重元素量・周辺輻射強度・磁場・宇宙線強度の異なる多様な星間媒質において,星団の形成過程及びその帰結としての銀河系進化を解明する.形成された星は銀河動力学的に移動し,銀河中心からの距離も大きく変わる.また,放出された重元素は銀河系内のさまざまな場所に分散し,次の世代の星形成活動に影響を与える.そのため,星形成過程の研究者のみならず,銀河の化学進化や超新星爆発現象の専門家も研究分担者として共同研究を進め,星団形成と星の銀河系内での拡散及び重元素放出を統一的に記述する精密な描像を構築し,現実的な銀河系進化論を完成させる.さらに銀河系内の異なる環境に対応する単独星及び連星周りの原始惑星系円盤の形成・進化についての理論を構築し,それらを舞台とする多様な惑星形成過程の研究に取り組む基盤を与える.

研究計画・方法(後ほど追加予定)

  • 星団形成過程の解明
    巨大分子雲形成過程と散逸過程を解明する.
    生まれる星の初期質量関数の環境依存性を調査する.
    星団の質量関数を記述する
  • 銀河系中心領域と銀河系外縁部の星形成過程を解明する.
  • 銀河系の動力学的進化を解明する.
  • 銀河系の化学進化を解明する.
  • 多様な原始惑星系円盤の形成過程を解明する.

開発する数値シミュレーションの手法

  • Godunov SPMHD (ラグランジュ粒子を用いた非理想磁気流体力学計算法)
  • Sfumato AMR (解適合格子を利用した非理想磁気流体力学の有限体積法)
  • 半解析的銀河形成進化コード

メンバー(2020年7月時点)

研究代表者

研究分担者

連携研究者

  • 博士研究員 林航平 (東北大学)

過去に所属していた研究員等

  • 特任助教 石垣美歩 (東北大学→国立天文台・助教)
  • 博士研究員 霜田治朗 (名古屋大学→学振PD)
  • 博士研究員 Doris Arzoumanian (名古屋大学→海外)
  • 博士研究員 Torsten Stamer (名古屋大学→海外)

 

研究内容一覧

星形成論(A01)惑星形成論(A02)大気形成論(A03)星団観測(B01)円盤観測(B02)惑星観測(B03)