大気形成論(A03)
惑星大気の形成・進化とその多様性の解明
本計画研究では、惑星形成の最終ステージである大気の獲得プロセスを理解することで、銀河系内における生命保有(ハビタブル)惑星の起源を解明することを目指します。そのために、(1)これまでとは桁違いの数の系外惑星に対してトランジット観測を行い、惑星の構成成分および大気の特性を観測的に制約するとともに、(2)最新の惑星形成の理解を組み込むことで大気形成理論を再構築し、系外惑星大気に関する統計的特徴とその由来を明らかにしていきます。
研究内容
- 最新の星・惑星形成の理解(A01-02, B01-02)を取り入れた新たな大気形成進化論の構築
- 24時間トランジット観測によるTESSサンプルの網羅的フォローアップ
→ ハビタブル惑星候補の発見および惑星主要成分の決定 - 多色トランジット観測および大型望遠鏡による詳細観測
→ 大気成分の制約 - 観測的に検証された理論に基づく、ハビタブル惑星の存在度予測および将来の観測対象となるハビタブル惑星候補の選定
メンバー (2022年4月時点)
研究代表者
研究分担者
- 寺田直樹 (東北大学)
- 成田憲保 (東京大学)
- 堀安範 (アストロバイオロジーセンター)
連携研究者
- 特任助教 福井暁彦(東京大学)
- 特任研究員 磯貝桂介(東京大学)
- 特任研究員 渡辺紀治(東京大学)
- 特任研究員 寺田香織(東北大学)
- 特任研究員 吉田辰哉(東北大学)